「障がいをもつお子さんを育てるシングルママの集い」を開催しました!

2023.10.9

お知らせ, イベント報告

10月9日(祝日・月曜日)、第4回「障がいをもつお子さんを育てるシングルママの集い」を開催しました。この集いは、障がいをもつお子さんとボランティアが過ごす間に、シングルママたちが相談支援専門員の先生に困りごとを相談したり、仲間どうしで情報を共有したりするイベントです。第1回から徳竹健太郎先生にお願いしていて、今回も徳竹先生にお越しいただきました。


参加者は5家族12名、ボランティア参加は、一般の方9名、学生9名、そしてえがおプロジェクトから3名の33名での開催となりました。


午前中は、「ママが体調不良のときの子どもの預け先」、「二次障害を避ける方法」などについて徳竹先生にアドバイスをいただきました。徳竹先生の言葉で特に印象的だったのは、「制度優先よりニーズ優先」、「自分の好きなことを見つけられるか」というもの。行政とうまくかかわり、いかに現状を伝えるか支援者として考えさせられました。


午後からは、ママたちの語り合いです。「ママが急死したとき、残された子どもはどのようになるか。準備が必要か」ということが話題に。障がいをもつお子さんを育てているシングルママだからこその深刻な話題が多く、それだけにママたちが持ち帰ったものも多く、貴重な語り合いになりました。


子どもたちは、ボランティアと一緒に雨上がりの庭で水たまりに入って遊んだり、部屋の中で自動車の取り合いをしたりしていましたが、どの子も楽しそうで、いい友広場は普段経験できないことができるワンダ−ランドのよう。


お昼のおいしい焼き立てピザ、子どもたちのえがお、シングルママたちのほっとした表情。どれをとっても、とてもいいイベントになったと思います。ボランティアのみなさん、ありがとうございました。第5回も、よろしくお願いします。


〈ママの感想〉


・相談する時は誰でもいいのではなく、やはりいろいろ知っている方に聞くのが大事だなと感じました。 障害があると言っても程度や特性が違っていてお互いに分かりあうというのは難しいですが、普段から障害児を育てている方と話をすることはないですし、かつひとり親という同じ境遇の方が頑張っている話を聞くと励まされました。


・遊びが終わった後、いつも私から『楽しかった?』と聞くのですが、今回は自分から『今日すっごく楽しかった!みんないっぱい遊んでくれたしすっごく優しかった!』とニコニコで話してくれました。あんなに嬉しそうに話すのは、あまりなく、何よりも嬉しかったです。


・みなさんのおかげで、泣き喚いたり暴れる事なく、ただ穏やかに過ごせた事が何より嬉しかったです。私たちが話をしている時、ふと隣の部屋を見ると、子どもをおんぶして通り過ぎる姿が!あの子にそんな事をしてくれる大人を私は今まで見た事がありません。本当は人と関わる事が大好きなのですが、表情も出にくいため、1人が好きなんだろうと思う大人が多いのです。涙が出そうなほど嬉しかったです。本当にありがとうございました。