子そだてシングルの応援サイト「イーヨ(https://s-iiyo.com/)」から抜粋

Q.

恋人と別れた後に、妊娠がわかりました。相手に伝えましたが産むことを反対し、結婚は考えられないといいます。結婚はせず、私ひとりで子どもを産もうと考えています。

A.

おめでとうございます。あなたの決断を応援します。体調はいかがですか。まずはあなたの心と身体を何よりも大事に過ごしましょう。
もし、あなたがお金がなくて病院にかかれない、住まいがないなどお困りであれば、公的支援を受けながら出産する方法があるのでご安心くださいね。

全国妊娠SOSネットワーク(外部サイト)

Q.

学童保育を嫌がるようになったため、休ませて自宅で留守番をさせました。気が付くと自宅に子どもたちが集まってゲームばかりして過ごし、心配です。

A.

「働いているあいだ一緒にいてあげられないから子どもの希望は聞いてあげたい」「仕事で疲れていて子供たちを説得する気力が起きず、しかたなく許してしまう。」
そういうこと、ありますよね。
「子どもが成長してなかなか言う事も聞いてくれなくて」と困っている声もよく聞きます。
ゲームばかりする姿を見ると、親としては気になりますよね。
まずはお子さんとよく話し、約束事を決めてみるのはどうでしょうか。
友だちと遊ぶときは児童館や学校の校庭、誰か大人がついている家で遊ぶようにルールを決めるのも1つです。
遊びに来る友だちの親たちにも協力してもらうとお子さんもルールが守りやすくなるかもしれません。

Q.

発達障害がある可能性を指摘されました。わが子に障害があるかもと知り、ショックや不安で眠れません。

A.

突然の指摘にびっくりしたことでしょう。ひとりで育てていくことを考えるとなおさら不安になってしまうかもしれません。
早い段階で発達障害の可能性が分かることは幸運なことでもあります。発達障害は大勢の子供たちと少し違う発達を辿りますが、それ自体は本人が困ることではありません。
お子さんが困るのは、生まれつき苦手であったり、できないことを周りから否定的に捉えられてしまったりすることです。それによりうつや眠れないなど、感情や行動に困り事が増えてしまうこと(二次障害)です。
本人にあった教育(療育)をすることによって、二次障害を防ぐことができ、早い段階からお子さんにあった子育てを始められるためお子さんは精神面で安心して育つことができます。
専門施設は親の心のケアも含めて対応してくれますので、ひとりで抱え込まず積極的に相談してみましょう。
福祉制度には障害のある20歳未満の子を持つ親を対象に「特別児童扶養手当」があります。
障害の程度にもよりますが、市町村の役所などの窓口(福祉課)に相談してみましょう。

Q.

やっと見つけた職場ですが残業が多く、子どものお迎えに遅れてしまいます。親は遠くに住んでいてサポートを頼めないです。

A.

新しい職場で頑張っているのですね。残業を断りにくいのもよく分かります。
子どもをみてもらえるようお願いできる環境があると助かりますね。
困った時に「お互いさま」と助け合える関係づくりができるといいですね。
ファミリーサポートやトワイライトステイなど、夜間も対応してくれるところもあります。事前に利用可能か調べて、登録するなどして、困った時に助けを求められるようつながっておきましょう。

Q.

「偏見があったらどうしよう」と考え、周りにひとり親家庭であることを伝えるか悩んでいます。

A.

近頃はひとり親家庭もずいぶん増えました。家族の形もいろいろあり、みんなその中で子育てをしています。
「仕事を休みにくい」「子どもだけで過ごす時間が多い」など、周りに状況を理解してもらう際に、伝えることは自然なことです。
「ひとり親なの」と切り出したら「うちも」という答えが返ってくることがあります。
子ども達が赤ちゃんの頃は周りにも少なかったかもしれませんが、小学校に入学する頃になるとだいぶ多くなっています。
自分ひとりで何とかしようとせず、周りからいろいろ助けてもらうことに少し勇気を出してみましょう。

Q.

赤ちゃんの頃別れ、子どもに父親の記憶はありません。父親のことをどう伝えてよいのか悩みます。

A.

突然聞かれて子どもを不安にさせないように、前もって準備しておくと安心です。
父親のことを伝えるときのポイントは、話せる範囲で、子どもに本当のことを分かりやすく伝えること。大きくなった時に親の言うことを信じられなくなるような嘘や非現実的な説明は避けましょう。
聞かれたときは、「あなたが小さい頃に話し合って、別々に暮らすことにしたの。でも、あなたのことはとても大切に思っているよ。」と言うとよいかも。
いないことが当たり前に思って育っていたりもするので、親が思うほど気にしてないこともあります。
今では家庭の形も様々です。悩み過ぎず、肩の力を抜いてそなえてくださいね。

Q.

今度運動会があります。父親が不在で周囲の目が気になって…。私と子どもだけでお弁当を食べて過ごすことを考えると気が重いです。

A.

周囲の父親たちの姿が目に入って、母子で過ごす自分たちの見え方が気になるというお気持ちも分かります。
落ち着いて周りを見てみましょう。父親が単身赴任をしていたり、休日は仕事で参加できず母子のみの家庭も多くいます。
ひとり親家庭も珍しくなくなり、思うほど周りは気にしていないかもしれません。
せっかくの運動会です。子どもが喜ぶメニューにしたり、子どもと楽しく過ごせるように工夫してみるのもいいかもしれませんね。
お母さんだけという家庭同士で集まって食べる姿もあります。
あらかじめ信頼できそうなママ友に相談し、一緒にお昼ご飯を囲むというのも1つの形です。
仲間づくりの良いきっかけになるかもしれません。

Q.

ようやく離婚が成立しそうです。ひとり親家庭のための福祉サービスにはどのようなものがありますか。

A.

まず、児童扶養手当というものがあります。離婚や死別でひとり親世帯になった家庭に支給される手当で、満額の場合は月額約4万円(子ども1人の場合)を2ヵ月に一度支給される国の制度です。
死別のケースでは、遺族基礎年金や遺族厚生年金を受給できることが多いです。
所得が一定以下の方は、子どもが義務教育の間「就学援助」が利用できます。自治体によっては水道代や医療費の免除などもあります。
まずは役所に相談してみましょう。

Q.

離婚を考え始めました。でもまだやり直せるかもしれないとも思って…悩んでいます。

A.

離婚した後の子どものこと、経済的なこと、周りからどう思われるのかなど、心配で悩んでしまいますよね。
暴力などの身の危険がある場合は真っ先に自分とお子さんを守ることを最優先にしましょう。
そして、すこし落ち着いて考えてみましょう。
応援してくれそうな人はどれくらいいますか。親、きょうだい、友人、知り合いなど、あなたを応援してくれる人と連絡を取ってみましょう。
もし、話を聞いてくれる人がなければ、男女共同参画センターサンフォルテ(女性センター)の相談室に相談できます。
いま専業主婦のあなたへ。あなたがお金をかせぐことができるとずいぶん気持ちが変わります。まだ時間に余裕があるのなら、まずはパートやアルバイトを始めてもいいし、資格をとる勉強してみてもいいですね。